「ブログにするまでもない、誰かの日常」

いわゆる個人ブログ。何となく思いついた事、考えたこと、仕事に趣味に気晴らしに呟きます。

ボードゲーム『ラブレター』関連商品をまとめてみた

 

5月23日は「こ・(い)・ぶ・み」ということでラブレターの日と呼ばれているそうです。

メールやSNSが当然の今の世の中ですが、やはり下駄箱の中にラブレターというのはお決まりの学校行事。

 

筆者も一度は、異性に校舎裏へ呼び出されたいと、学生時代には夢想していたものです。

まあうちの学校、下駄箱なかったんですけど。

 

 

カードゲーム ラブレター

 

そんなラブレターの日ですが、ボードゲームを多少なりとも愛好する人間にとって、その名前はとあるゲームに変換され連想されます。

 

 

その名もシンプルに「ラブレター」

 

 

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パッケージとカードのデザインが、何ともオシャレ!

 

アナログゲームは海外のもの圧倒的に多い中、これは日本のゲームデザイナーである

カナイセイジさんが作成された、国産カードゲームです。

 

 

その経歴も錚々たるもので、

2012年日本ボードゲーム大賞で大賞受賞、

2013年ゴールデンギーク賞で4部門同時受賞、

という、まあボードゲーマーの中では知らないものはいないとされているほどの名作です。

 

 

~どんなゲームなのか?~

 

ゲームの設定は 、

 

『愛する姫様にラブレターを届けるため、城の中にいる従者たちを使って他の競争相手を蹴落とし、ラブレターを届けよう』

 

というもの。

一市民が、仮にも一国の王女に恋文を出せるというのは、なんとも夢のある話ですが、そういう意味でラブレターという名前なんですね。

 

 

これをもっとゲームのルールっぽく言い換えると、

 

『各プレイヤーたちは相手の持っているカード(ラブレターを持っている人)を当てて、相手を脱落させよう』

 

というシンプルな推理ゲームです。

 

~遊び方~

まず、城の中にいる人達のカードです。

 

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各カードによって枚数は異り、兵士が5枚、道化、騎士、僧侶、魔術師が2枚、他が1枚ずつで合計16枚あります。

カードに書かれている数字はカードの強さです。

 

ここからランダムで1枚取り除きます。これで山札の完成です。

 

 

各プレイヤーは最初に山札から1枚カードをもらいます(ランダム)。

 

そして山札から自分のターン毎に1枚引き、手札のどちらかのカードを捨て、そのカードに書かれている効果を発動する。

 

 

ルールは以上です。めっちゃ簡単ですね。

 

 

えば、①の兵士は相手のカードを当てることで、相手を脱落させることができます。

もちろんヤマ感で当てることもできますが、相手のカードが分かっていたほうが確実です。そうなると、前のターンに②の道化で相手の手札を見るという戦略を取ることができます。

 

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また、⑦の大臣⑧の姫などは数が大きいので、

相手とカードの強さを比べる③の騎士のカードとの相性がいいですが、

⑥の将軍に勝てるのは⑦と⑧だけなので、他のプレイヤーに持っているカードを教えてしまうことになるわけです。

 

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他にも、残りの枚数や、各プレイヤーのカードの出し方などで、相手の手札を探る方法もあるでしょう。

 

こうやって、色んな方法を使って、

相手を全員脱落させて最後まで残った人の勝ちです。

 

 

この一番ノーマルな『ラブレター』の中には、上記のカード以外に、ちょっと変わったプレイができる追加カードも入っています。

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色々な組み合わせで、毎回異なったルールでゲームを行うことができますので、非常に長く遊ぶことができます。

 

しかも「各カードの説明」と「簡単なルール」が書かれたカードもあるので、初めてやる方でも簡単にゲームを楽しむことができます。

 

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ボードゲームをやったことがない」

または、

「なにかボードゲームを初心者の友だちに勧めたい」

という方には、特にオススメな一品です

 

値段も手軽なので、布教用に1つ持っておくと非常に便利ですね。

 

プレイ人数:2~4人
プレイ時間:5~10分
対象年齢:10歳以上
ゲームデザイン:カナイセイジ
イラスト:杉浦のぼる 

 

ラブレター (Love Letter) カードゲーム

ラブレター (Love Letter) カードゲーム

 

 

~派生作品~

そんなシンプルながら非常に完成度の高い『ラブレター』ですが、

だからこそ追加ルールや、海外でリメイクされたものなど、多くの派生作品が存在しています。

 

もしかすると、人によってはこちらの派生作品のほうが好みだ、という方もいらっしゃるかも知れません。

せっかくなので、現在流通している『ラブレター』の派生作品をまとめてみました。

 

~ラブレターケン・ニイムラ版~

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オシャレなデザインだった通常版と比べて、こっちはより絵本チックなデザインになったリメイク版。

 

特筆すべきは、箱が通常のものより少し小さくなったので、持ち運びに便利になったというところ。

幼稚園~小学生くらいの子供には、こっちのラブレターのほうが取っつきやすくて、視覚的にも楽しいかも知れません。

 

ラブレター ケン・ニイムラ版 (Love Letter) カードゲーム

ラブレター ケン・ニイムラ版 (Love Letter) カードゲーム

 

 

~ラブレター English edition~

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こっちは海外版のラブレター。

お国柄で、ここまでデザインが変わるのもボードゲームの面白いところですね。

 

ルールはもちろん同じですが、より荘厳でリアリティのあるデザインが好きな方や、海外の友人と遊びたい方にはこちらがオススメです。

 

また、よりゲームを面白くする拡張版も出ているので、興味があれば下記のURLをポチって下さい。

ラブレター (Love Letter: Premium) カードゲーム

ラブレター (Love Letter: Premium) カードゲーム

 

 

ラブクラフト・レター~

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「普通のラブレターよりも変わったものがやりたい」

「僕は狂気の世界が好きなんだ」

「愛などいらぬ!」な方にオススメの、オリジナルルールが加えられたラブレター。

 

H・P・ラブクラフト原作の、クトゥルフ神話の世界観に忠実に作られており、

理不尽なルールやバランスブレイカーなカードなど、ファンだけでなく、ボードゲーマーにも通常版ラブレターと揃えて勝ってほしい商品。

 

狂気の世界に染まりたい方にはオススメです。

ラブクラフト・レター

ラブクラフト・レター

 

 

 

おそ松さん ラブレター~

 

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女性を中心に大ブレイクしたアニメ、おそ松さんとのコラボ作品。

通常のルールに加えて、おそ松さんらしいルールが追加された、通常版とは完全に別物な作品となっている。

 

『兄弟同士で蹴落とし合う』という設定は、もうこの6兄弟以外じゃできない設定じゃないかな、と思うくらいルールと世界観が重なった作品です。

 

ファンの方には、ぜひ購入してコレクションしていただきたいですね!

おそ松さんラブレターボードゲーム

おそ松さんラブレターボードゲーム

 

 

~ラブレター ホビット

 

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ラブレターの人気は、世界的名作とすらコラボする。

 

映画化もした、ファンタジーの原点である「ホビットの冒険」と「指輪物語」。

その世界観を踏襲した商品が、『ラブレター ホビットである。

 

おなじみのキャラクター達を使ってプレイできるのは、映画ファンにとっても原作ファンにとっても熱くなる。

 

ちなみに日本語訳はされていないが、ルールはラブレターと同じだし、翻訳版の説明書がついているものもあるのであんまり問題にはならない。

むしろかっこいい。

 

~ラブレター バットマン

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アメコミを知らない人でも、必ず知っているであろうヒーロー、バットマン

そのバットマンのキャラたちが描かれた、ラブレターが、この「ラブレター バットマン」です!

 

カードのデザインのカッコよさもさることながら、

「姫に手紙を届ける」という設定が、バットマンジョーカー達ヴィランが戦いを繰り広げる」というものに変わって、ものすごく臨場感があるのがポイント!

 

この手のコラボ商品はどんどん品数が減っていくので、バットマン好きは当然ですが、ボードゲーム好きの方にも揃えてほしい一品ですね!

 (ホビットと同じく翻訳版説明書あり)

 

 

いかがでしょうか?

メジャーなものからマイナーなものまで、現在出回っているものは全て紹介させていただきました。

『ラブレター』 はゲーム性のシンプルさ故に非常に完成度の高い商品です。

 

ボードゲームに興味のある方は、自分好みのラブレターを探して持っておくのもいいかも知れませんね。

 

そして意中の相手を一緒にゲームに誘って、さりげなくアピールしちゃいましょう。

 

 

恋文の日には、ぜひ『ラブレター』をどうぞ!!

 

今週のお題「あの人へラブレター」